ようついねんざ
腰部に強い外力が加わり、椎間板、靱帯、筋などの軟部組織が損傷することによって発生します。骨折など、明らかな画像所見があるものは含みません。主な症状は腰部の痛みですが、時に下肢症状がでることがあります。予後は良好ですが、既往の変性、たとえば腰椎すべり症、腰椎椎間板ヘルニアなどがある場合、長期にわたり症状が残存する場合があります。
実例 腰椎捻挫後の腰部痛について、治療状況、症状経過等に鑑み将来においても回復困難と見込まれる障害とは捉えられないとして非該当とされていたところ、医療記録から症状の一貫性や変性所見の存在を指摘して異議申立てをした結果、14級9号が認定されました。