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内側側副靱帯(MCL)損傷とは

内側側副靭帯(MCL)損傷とは

ないそくそくふくじんたいそんしょう

 内側側副靱帯(Medial Collateral Ligament:MCL)損傷とは、膝関節の内側にある靱帯の損傷を指します。略して「MCL損傷」と呼ばれることもあります。主な症状は膝の内側の痛みや腫れですが、不安定感を呈することもあります。内側側副靱帯単独の損傷であれば、予後は良好とされていますが、前十字靱帯損傷を合併する場合などは、治療が長引くことがあります。レントゲン検査や身体所見のみで診断されることもありますが、交通事故事件の処理を円滑に行うためには、受傷後なるべく早期にMRI検査を受けておくことが重要です。

実例 後遺障害等級認定 12級13号
 膝関節の可動域制限は後遺障害等級の基準には満たなかったものの、屈曲時における疼痛の残存およびMRI画像上の所見を踏まえ、「局部に頑固な神経症状を残すもの」として自賠責後遺障害等級12級13号の認定を受けました。