きょうついあっぱくこっせつ
胸椎圧迫骨折とは、背骨の胸部に位置する胸椎の椎体が、上下からの圧力により潰れる骨折です。胸椎(背中の骨)は、もともと生理的に後方へ弯曲(後弯)しています。ここに強い衝撃が加わると、椎体の前側が押しつぶされ、側面から見ると「くさび状(三角形)」に変形します。これを楔状変形といいます。これにより、背部痛や姿勢の変化が生じることがあります(実例1)。
実例1 後遺障害等級認定 11級7号
対向車のセンターラインオーバーによる四輪車同士の正面衝突事故により、ハンドルで胸部を殴打し、胸骨および第5胸椎を骨折しました。これに対しては、バストバンド装着による保存療法が行われましたが、胸背部痛が残存しました。その結果、胸椎圧迫骨折について後遺障害等級11級7号が認定されました(胸背部痛は派生損害として評価されています。)。
<文責:弁護士 中島賢二郎>