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交通事故 神戸 弁護士 栄町法律事務所

腱反射とは


腱反射(けんはんしゃ)とは

 腱反射とは、腱を打鍵刺激することにより、脊髄反射によって対応する筋肉が瞬間的に収縮する生理的反応を指します。反射が消失している場合には末梢神経系の障害が、反射が亢進している場合には中枢神経系の障害が疑われます。交通事故による外傷が原因で神経根障害あるいは脊髄障害が生じているかを評価する際、腱反射の所見は臨床的に重要な判断材料となります。主な腱反射の例として、膝蓋腱反射(膝蓋腱を打鍵すると膝関節の伸展が起こる[L2〜L4])、アキレス腱反射(アキレス腱を打鍵すると足関節が底屈する[S1〜S2])が挙げられます。