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マルゲーヌ骨折とは

マルゲーヌ骨折とは

まるげーぬこっせつ

 マルゲーヌ骨折は、骨盤輪の前後両方を損傷する重度の骨折で、回旋・垂直の不安定性を伴います。損傷側の骨盤が上方へずれるため、外見上、下肢が短く見えるのが特徴です。合併症としては、出血性ショック・臓器損傷・神経損傷があり、生命に関わる場合もあります。治療は、牽引や創外固定、内固定など重症度に応じた整復手術が行われます。後遺障害としては、骨盤変形・脚長差が残ることがあり、女性では腟口狭窄や狭骨盤により生殖機能に影響を及ぼす可能性もあります。